紀元前の時計について

紀元前の時計・日時計

私たちの生活に欠かすことの出来ない存在、時計。時計は太陽の進行によってできる物の影によって、時間を知ろうとしたのが起源です。時刻を測定する時計としてまず誕生したのは、日時計でした。日時計は古代エジプトで紀元前3500年頃に誕生し、紀元前約3000年に作られたとされているオベリスクも、日時計としての役割があったと言われています。発掘された最古の時計はエジプトの紀元前1500年頃制作されたT字型の日時計です。T字の棒の部分に刻まれた目盛りにかかった影によって時間を計ろうとしました。他にもメロポタ三ア文明下のバビロニアで紀元前2000年頃に、昼間を6等分に分け時間を知る時計が作られていた記録があります。その後、紀元前500年頃の古代ギリシャでは、バビロニアから伝わった日時計が、より精度の高い文字盤付きのものとして改良されました。

紀元前の時計・水時計

日時計から始まった時計の歴史ですが、日時計は天気によって左右されるという弱点から、各地で水時計が開発されていきました。古代バビロニアや古代エジプト、古代ギリシャなどで開発されていたようです。古代エジプトでは紀元前1500年頃のファラオ・アメンホテプ1世の墓からはエジプト最古の水時計が発掘されています。一方、紀元前350年頃の古代ギリシャでは「クレプシドラ」と呼ばれる水時計が使われており、短い時間を計るための小さい水時計が、裁判での時間測定に使われていました。古代ギリシャからその後の古代ローマと通じ、紀元前270年から紀元500年の間には、時計学者、天文学者によって、正確さを求め、水時計は改良を重ねられていきました。また、古代中国の殷王朝時代ではバビロニアから紀元前2000年~1000年頃に水時計がもたらされ、紀元前202年に漢王朝になった以降も水時計は改良されていきました。